株式会社  CSクリエイト

従業員の保険加入区分のチェック・通知機能

LIMSでは、給与計算・賞与計算時に、従業員の社会保険・雇用保険の加入区分が適切かどうかをチェックし、通知する機能があります(rev234以降)。

保険加入区分通知の例

たとえば、従業員が40歳以上なのに介護保険が未加入の場合、左画像のような通知が表示されます。

[warning]
区分チェックで保険加入区分が正しくない警告が表示されても、従業員マスタの設定は自動的には変更されません。従業員の状況を確認して、適切に変更してください。


この通知が不要な場合は、アプリ全体または会社ごとに「通知する/しない」を設定することができます。

保険加入区分のチェック項目

保険加入区分チェックでは、従業員の保険加入区分について、給与計算・賞与計算の基準年月における以下の項目がチェックされます。

健康保険加入区分
  • 75歳以上で、未加入でなければ警告
介護保険区分
  • 社保加入で40歳未満または65歳以上のとき、介護保険加入なら警告
  • 社保加入で40歳以上65歳未満のとき、介護保険未加入なら警告
厚生年金区分
  • 社保加入で70歳以上なら警告
雇用保険区分
  • その年度に64歳以上で、高齢の区分でなければ警告
  • その年度に64歳未満で、高齢の区分になっていれば警告
社保免除区分

区分チェックする対象年月について

給与計算の処理年月をもとに、資格取得日・年齢チェックなどの判定が行われます。

社保控除開始月(会社マスタ)
この設定により、給与計算で控除すべき対象の保険区分(当月分・前月分)が判定されます。
資格取得日(従業員マスタ)
資格取得日以前の保険料は控除されず、チェックは行われません。

通知の設定方法

標準の設定では、すべての会社について保険加入区分チェックが行われるので、 チェックを行いたくない会社の場合には、会社マスタの設定で「2 区分チェックしない」を指定してください。

アプリ全体の通知設定

LIMS設定ボタン

LIMSの左上の設定ボタンを押します。


アプリ設定

設定ダイアログで、アプリ全体での「通知する」「通知しない」の既定値を設定します。

会社マスタの既定値は「0 システム設定に従う」になっているため、 それらの会社はこの全体の設定により「通知する/しない」が切り替わります。


通知機能の既定動作
通知する会社マスタの設定が「0 システム設定に従う」のときは、従業員の保険加入区分チェックを行います
(既定値)
通知しない会社マスタの設定が「0 システム設定に従う」のときは、従業員の保険加入区分チェックを行いません

会社マスタでの設定

特定の会社ごとに、通知設定を有効・無効にする場合には、会社ごとの設定を行います。

まず、会社マスタ給与等計算規定を開きます。

会社マスタの通知設定

保険加入区分通知の設定により、チェック通知の有無を指定することができます。


保険加入区分通知の設定動作
0 システム設定に従うアプリ全体の通知設定に従います。
(既定値)
1 区分チェックする従業員の保険加入区分チェックを行います
2 区分チェックしない従業員の保険加入区分チェックを行いません

参考


Top / ガイド / 全般 / 保険加入区分チェック機能