ホンモノになるために
受注する際の「要件定義」をしっかり行っていますか?
- 給与計算は、オーダーのシステム提案に似ている
- 私達は仕事柄お客様からオーダーのシステムを受注することが多々あります。その際必ず「要件定義」を行う訳ですが、この「要件定義」を簡単に言うと、開発するシステムの仕様を決定する工程を指します。要するに、発注者側のニーズを満たすよう機能や性能、その他細かな仕様を打合せで決めるのですが、
現在の仕事のすすめ方をそのまま踏襲しようと思っても実はうまく行かない場合があります。
重要なのは
現在の仕事のすすめ方を把握し、分析し、評価を行い、仮説を立てて代替案を作成することで、お客様の仕事を理解できるのです。
- 同じく、勤怠管理からはじまり、最終的に給与の振込みを完了させるまでの一連の給与計算事務は、100社あれば100通り存在すると言っても過言ではありません。
つまり、給与計算は
個々の要件定義にあわせたオーダーサービス
と考えれば、私共が行っている仕事と非常に多くの共通点を見出すことができます。
- 給与計算受注における「要件定義」は、コンサルティングの第一歩
- まずは、顧問先の「賃金規定」や「給与規定」を穴が空くほど確認してみましょう。「規定ではこうなっているのに、実際の計算プロセスが違う」場合や、「実は違法状態だった!」なってことは以外とあるものです。
細かいことですが、残業単価の算出の仕方1つを見ても、「計算プロセスのどの段階で端数処理をしているのか?」で計算結果は変わってきます。
現状をより深く分析し、より詳細な評価を行うことによって、より具体的な提案に結びつけたいものです。
セキュリティ意識をもっていますか?
たとえば...勤怠データや他の原始記録を、安易にメールでやりとりしていませんか?
たしかにExcelファイルやCSV形式などのファイルを、電子メールに添付して送ってもらうことで、作業効率は上がります。しかし、ほとんどの場合「セキュリティ」などお構いなし。というのが実情ではないでしょうか。
個人情報保護法の施行により、最近では「個人情報保護方針」を掲げている事務所をよく見かけますが、具体的にどのような対策をしているのでしょうか?セキュリティポリシーは立派でも、メールを暗号化せずにやりとりするのは疑問があります。(詳しくは「メールを暗号化しよう」をご覧ください。)
競合他社との差別化を図る上でも是非検討してみてください。