株式会社 CSクリエイト
  • メールを暗号化しよう
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電子メールの暗号化

なぜ電子メールに暗号化が必要か

この記事をご覧いただく前に、暗号のおはなしをご覧下さい。

電子メールは「手紙(封書)」ではなく、「ハガキ」同様

郵便物は通常、「複数の集配所」->「仕分係員」->「配達員」と不特定多数の人達によって、目的地まで届けられます。

手紙のように封筒に入った郵便物では、受け取った人が開封するまで中身を知ることは出来ません。

しかしハガキの場合、不特定多数の目に触れることになります。

電子メールを暗号化せず送るという行為は、ハガキを送ることと同じことなのです。

メールを送る側は、経路が判らない

電子メールは、あたかも自分のパソコンまで届けられたように見えて、実はそれ以前に自分の会社、あるいはインターネットアクセスプロバイダーやパソコン通信会社のホストコンピュータの中などにため込まれています。

つまり複数のコンピュータ上にメールの内容が保存されているのです。

困ったことに送信した側は、一体どのコンピュータを経由して相手に届いているのか、判るすべはないのです。

つまり、「盗聴」「なりすまし」「改竄(かいざん)」が可能

上記の2つが理解できれば、「わざわざ電子メールに暗号化なんて...。」とも言っていられなくなると思います。

文章も丸見えの状態で、しかもその経路まで保証されていないという事は、暗号化のお話でもやりましたが...

  1. 内容を第三者に見られる(盗聴)
  2. 第三者が他人のふりをしてメールを出す(なりすまし)
  3. 第三者による内容の改竄(改竄)
    の被害にあう可能性を秘めているのです。