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支給控除項目マスタを指定する
LIMSの給与計算・賞与計算では、明細書に出力したい項目を「明細書マスタ」に配置する必要がありますが、それにさきだち、配置したい項目の設定を「支給控除項目マスタ」に登録しておく必要があります。
- 明細書
- 給与・賞与の明細書を登録します。明細書には「支給控除項目マスタ」に指定した項目を、必要な明細項目の個数だけ配置します。
明細書は部門ごとに異なる明細書を使用することが可能です。
- 支給(控除)項目
- 支給(控除)項目の設定を指定します。設定は「項目名称」「入力方法」「課税方法」・・など、詳細な項目ごとの設定をすることができます。
ここでは、支給控除項目マスタの登録の仕方を説明します。
メニュー: [マスタ][項目・明細書][支給控除項目マスター]
1.設定を行う事業所を選択します。
2.指定したい項目の種類を選択します。
会社を選択すると、まず登録済の「支給項目1〜50」の一覧が表示されます。
「控除項目」を指定したい場合は、[F8:控除]を押すと、「控除項目1〜50」が表示されます。
3.明細項目を設定します。
カーソルキーまたはマウスを操作し、編集を行いたい項目を選択します。
ここでの項目の順番は、実際に使用する明細書の項目位置ではありません。
明細書の出力位置は「明細書マスタ」に配置した場所になります。
また、複数の明細書で同一の明細項目を使用することも可能です。
指定できる項目は以下の通りです。
- 項目名
- 支給/控除項目の名前を指定します。
- 項目属性
- 「入課残減昇社離労社特符」の属性について指定します。
属性を設定する場合は、該当ボタンにカーソルを移動してスペースキーを押すか、マウスでクリックしてください。
・支給項目の項目属性
・控除項目の項目属性
- 非課限額
- 支給項目での非課税限度額を指定します。
- 計算式
- 支給/控除の金額を計算する計算式を入力します。
- 内非課税分
- 支給/控除の非課税分の金額を計算する計算式を入力します。
参考:計算式について
4.設定を保存します。
それぞれの支給・控除項目を入力し終わったら、[F1:保存]を押して保存します。
支給項目の項目属性
- 入力方法
- この支給項目がどのようにして計算されるかを指定します。
固定 | 従業員マスタに入力した値が項目の金額となります。 給与計算画面では入力できません。 |
変動 | 金額を給与計算時に手入力します。 |
計算 | 金額を計算式に従って計算します。 給与計算画面では入力できません。 |
- 課税方法
- 項目の課税方法を指定します。
課税 | この支給項目の全額を課税対象とします。 |
非課税 | この支給項目を非課税とします。 |
固定 | 従業員マスタに登録された非課税固定額をこの項目の非課税金額とします。 |
変動 | 非課税額を給与計算時に手入力します。 |
計算 | 非課税額を非課税分計算式に従って計算します。 |
- 残業基準算入
- 残業単価を計算するときの基準額に算入する項目かどうかを指定します。
- 減額基準算入
- 減額単価を計算するときの基準額に算入する項目かどうかを指定します。
- 昇給差額算入
- 前月との昇給差額を求める項目かどうかを指定します。
- 社保固定賃金
- 社会保険の固定的賃金として扱う項目かどうかを指定します。
- 離職票A欄
- 離職票のA欄に該当する項目かどうかを指定します。
月給者の場合はこの指定にかかわらず、すべて「A欄」の金額になりますが、
日給者・時給者の場合はこの項目が「該当」になっている項目が「離職票A欄」として集計されます。
- 労保賃金算入
- 労働保険の賃金算定額に含む金額かどうかを指定します。
「しない」を指定したとき、この項目の金額は賃金台帳の「労保非算入」の額として集計され、労働保険の賃金集計処理から除外されます。
- 社保賃金算入
- 社会保険の賃金算定額に含む金額かどうかを指定します。
「しない」を指定したとき、この項目の金額は賃金台帳の「社保非算入」の額として集計され、社会保険の賃金集計処理から除外されます。
- 特殊項目
- この項目の特殊属性を指定します。一般の項目には「通常」を指定します。
通常 | 通常の支給項目です。 |
非課税計 | この属性を指定すると、金額は自動的に「非課税計」として計算されます。 |
課税額計 | この属性を指定すると、金額は自動的に「課税額計」として計算されます。 |
逆算対象 | 「差引からの逆算」や賞与シミュレーションで金額が自動割り当てされる項目として指定します。 |
- 集計時符号
- 明細書に印字される金額を総支給として加算するかどうかを指定します。
通常 | 金額を加算します。 |
ゼロ | 金額は加算されません。 |
マイナス | 金額を減算します。 |
控除項目の項目属性
- 入力方法
- この支給項目がどのようにして計算されるかを指定します。
固定 | 従業員マスタに入力した値が項目の金額となります。 給与計算画面では入力できません。 |
変動 | 金額を給与計算時に手入力します。 |
計算 | 金額を計算式に従って計算します。 給与計算画面では入力できません。 |
- 特殊項目
- この項目の特殊属性を指定します。一般の項目には「通常」を指定します。
通常 | 通常の支給項目です。 |
健康保険 | この項目の金額を健康保険(介護保険)控除として指定します。 |
厚生年金 | この項目の金額を厚生年金控除として指定します。 |
年金基金 | この項目の金額を厚生年金基金控除として指定します。 |
小規模共 | この項目の金額を小規模企業共済掛金控除として指定します。 |
雇用保険 | この項目の金額を雇用保険控除として指定します。 |
社保合計 | この属性を指定すると、金額は自動的に「社保合計」として計算されます。 |
非課税計 | この属性を指定すると、金額は自動的に「非課税計」として計算されます。 |
課税額計 | この属性を指定すると、金額は自動的に「課税額計」として計算されます。 |
所得税 | この項目の金額を所得税控除として指定します。 |
住民税 | この項目の金額を住民税控除として指定します。 |
端数控除 | 端数控除を行うときの項目に指定します。 |
特別減税 | 特別減税の還付などを行う項目に指定します。 |
- 集計時符号
- 明細書に印字される金額を総支給として加算するかどうかを指定します。
通常 | 金額を加算します。 |
ゼロ | 金額は加算されません。 |
マイナス | 金額を減算します。 |