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給与計算での雇用保険料の計算処理の仕組み

従来の仕様

LIMSでは、雇用保険に加入している従業員の給与計算・賞与計算時の雇用保険料(計算式(S9)は、給与(または賞与)の総支給額と、会社マスタに指定されている雇用保険の保険料率をもとに計算されます。

計算式 S9(雇用保険料)の計算元データ

  • 従業員マスタ
    • 雇用保険の加入フラグ
  • 会社マスタ
    • 雇用保険料率(うち被保険者分)
  • 給与計算・賞与計算
    • 総支給額(労保非算入分を除く)

追加された仕様(高齢者保険料免除の終了)

2020/01/27公開のLIMS(Rev280)から、令和2年度(2020/04以降)での雇用保険の高齢者保険料免除制度の終了に対応しました。

給与計算の支給対象期間(○年○月分)、賞与計算の支払日により以下のように雇用保険料が計算されます。

雇用保険
保険加入区分
2020/03まで2020/04以降
一般
短期
役員
徴収徴収
一般高齢
役員高齢
0(免除)徴収

追加された仕様(加入範囲外の警告表示)

また、雇用保険の加入範囲(資格取得日−資格喪失日)外の給与計算・賞与計算で、警告が表示されるようになりました。

koyoujyumas1_s.png

給与計算・賞与計算時に、

  • 従業員マスタ
    • 雇用保険の資格取得日
    • 雇用保険の資格喪失日(または退職日の翌日)
  • 給与計算
    • 支給対象期間の開始日−終了日
  • 賞与計算
    • 支払日

から判別し、資格取得前・資格喪失後の給与計算・賞与計算では雇用保険加入範囲外として警告が表示されます。

koyoukyucal2_s.png

その場合、支給すべき賃金の状況に応じて、以下の処理を行ってください。

雇用保険料を控除する場合
雇用保険加入フラグ通りの雇用保険料の控除が行われますので、このまま控除する場合には、警告メッセージを無視して保存してください。
雇用保険料を控除しない場合
控除を行わない場合は、雇用保険加入フラグ未加入に設定してから、給与・賞与計算を行ってください。

参考


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