労働保険料年度更新処理
準備
年度更新を行う前準備として、次の操作を行ってください。
- LIMSを最新のバージョンに更新する
雇用保険料率・労災保険料率の改定や制度変更について、対応済のLIMSをご利用いただく必要がありますので、最新版に更新を行ってください。
- [マスタ]-[マスタ更新処理]-[保険料申告書年度更新]を実行
- 会社マスタの雇用保険・労災保険料率を更新する
メニュー:[年度更新][賃等報告] 賃金総額を算出する
1.確定保険料算出のため、賃金総額を算出します。
- デフォルトで確定年度が入っていますので、そのまま[OK]を選択してください。
- 続けて処理する会社を選択し[OK]を押しててください。(フリガナ検索可)
- 処理する労働保険番号を↑↓キーでカーソルを合わせ[Enter]キーを押してください。
2.賃金総額集計画面が開きます。
- 画面を開いた初期状態では、前年度のデータがある場合には、そのデータが表示されます。
【集計された画面(下図)】
- [F5:集計]を押すと、賃金台帳から集計を行います。
- 続けて[労働保険番号参照元]を選択するダイアログが表示されます。[Space]キーで切り替える事ができます。(各月の賃金台帳を正しく記録している場合は、[各月の賃金台帳]を推奨します。)
- [各月の賃金台帳]・・・賃金台帳の[F8:労保]に記録されているデータを元に集計を行います。
- [従業員マスター]・・・従業員マスター第一画面の[雇用保険]、[労災保険]に定義されている労働保険番号を元に集計を行います。
- [F4:雇用]で雇用保険の集計結果を確認することができます。
- 正しい集計結果が得られたときは、[F1:保存]します。
メニュー:[年度更新][保険料申告書] 確定保険料・概算保険料等を算出する
1.確定保険料・概算保険料を算出し、延納の申請など詳細事項を処理します。
1.メニュー[年度更新][保険料申告書]を選択します。
- [概算年度]、[会社]、[労働保険番号]を選択すると左図の申告書画面が開きます。
2.[作成区分]を選択します。
- クリックするか、[End]キーを押すと一覧が表示されます。
- 事業廃止等の場合は、その日付を入力してください。
- 事業概要は適時変更可能です。
3.[F5:賃等読込]で、先程作成した労災保険・雇用保険分の賃金総額を読込み、確定保険料を算出します。
4.特別加入者の設定はこちらをご覧ください。
5.概算分賃金総額を前年と同額とする場合は、[F4:前年同額]を押下します。
6.申告済概算保険料額を確認してください。
7.[処理時期]は通常、[年度更新]を選択してください。事務組合扱いで増額減額訂正で利用する場合は、適宜選択してください。
8.納付回数を変更する場合は、それぞれの期の納欄で、'[○]→[×]或いは[×]→[○]に変更してください。([Space]キーで変更)
賃金総額を変更する場合は、[概算]欄の[算定基礎額]を手入力してください。
帳票印刷
1.事務組合委託以外(個別扱い)分は、上記の処理を行ったあと、[F2:印刷]で申告書の印刷を行います。
保険料申告書をプリンタに給紙する場合は、通常の給紙位置から「1cm給紙ガイドを右にずらして(余白を狭くして)」給紙し、印刷するようにしてください。
2.事務組合委託の場合は、申告書画面を[F1:保存]し、[年度更新][賃等報告]メニューに戻り、賃金等報告書を[F2:印刷]します。
- 賃金等報告書印刷時の印刷設定ダイアログで、[前年と同額]という名称で選択するようになってますが、各設定値は以下のとおりとなっておりますので、ご確認くささい。
- [半分以上倍以下]・・・労働保険料徴収法 則第24条に基づき、確定分算定基礎額と比べ、100分の50以上100分の200以下である場合は、前年度と同額として処理(印字)します。
- [完全同額]・・・算定基礎額に1円でも増減がある場合、前年度と変わるものとして処理(印字)します。